Amazonプライムビデオで「銀河英雄伝説Die Neue These」のseason1を無料で見ることができるので視聴しています。原作の小説も初期のアニメ化作品もみていないのでこれが初見です。
数千年後の未来、宇宙空間に進出した人類は、銀河帝国と、自由惑星同盟という“専制政治”と“民主主義”の2つの異なる政治体制を持つ二国に分かれた。 この二国家の抗争は実に150年に及び、際限なく広がる銀河を舞台に、絶えることなく戦闘を繰り返されてきた。 長らく戦争を続ける両国家。銀河帝国は門閥貴族社会による腐敗が、自由惑星同盟では民主主義の弊害とも言える衆愚政治が両国家を蝕んでいた。 そして、宇宙暦8世紀末、ふたりの天才の登場によって歴史は動く。 「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと、「不敗の魔術師」と呼ばれるヤン・ウェンリーである。 ふたりは帝国軍と同盟軍を率い、何度となく激突する。
引用元: Amazon
宇宙を舞台にしていますが題材は人類にとって普遍的な政治と戦争を扱った作品なので、前提知識がなくてもなじみやすいと思います。
歴史物を読んでいるとよくわかりますが、完璧な政治システムなど存在せず、また各政治システムの消費期限は人類史からみれば驚くほど短く、長くても数百年です。
専制政治の場合は特権階級による腐敗が、民主主義政治の場合は衆愚政治に陥ってしまう、というのも年百年も前から繰り返してきた人類の歴史そのものです。
僕はスタッフは今回新しく見る層にかなり気を使って作ってるなあと思いましたが、濃いファンが多いせいかAmazonのレビューも荒れていますね。前作を見ていないので普通に楽しめていますが、みたらまた感想も変わるかもしれません。
ちなみに副題の「Die Neue These」とはドイツ語で「新しい論文」とか「新説」という意味だそうなので、旧作アニメとはまた別の解釈でやるよという宣言なのでしょうか。旧作アニメは原作小説にアニメスタッフ独自の解釈を付け加えて制作されているので、旧作との立ち位置の違いを明確にしたかったのかもしれません。
余談ですがCGで宇宙船などを撮ると巨大感がなくなるというか軽い感じになるのはなんでなんだろう?手書きの絵に比べて動きも自由だし綺麗なんだけどなんか逆に質感を感じないんですよね。一種の不気味の谷現象みたいなものなのかなあ。
OP曲もED曲もすばらしいです。
銀河英雄伝説 Die Neue These 第1巻(完全数量限定生産) [Blu-ray]
まだ半分くらいしか見ていないんですが、早くも旧作のアニメや原作の方も見たくなってきました。旧作のアニメは実際に借りに行ったんですがすでに前半は借りられていました。みんな考えることは一緒か。